僕は昔から平熱が高く、大体37度ジャストくらいだ。現在の日本人の平均体温が36度1分くらいらしいので平均と比較するとかなり体温が高いわけだが、これまで特に気にしたことはなかった。
ただ、どうやら体温が高いことはいろいろとメリットがあることが分かった。大きく以下3つのメリットがある。
- 現代人の天敵のガンにもなりにくい
- ストレス耐性がつく
- 代謝が良くなるため太りにくくなる
①現代人の天敵、ガンになりにくい
現代では2人に1人がガンで死亡していると言われている。以下のデータを見ても、ガンの死亡数は増加の一途を辿っている。
医療技術も進化しているのに、なぜここまで増加し続けるのだろうか。要因は食生活が欧米化したことが一つの要因とされている。また、そもそも昔の人はガン以外の病でもっと若い年齢でなくなっていたこともあるだろう。
そして、もう一つ大きな要因として平均体温の低下が指摘されている。50年前の日本人の平均体温は36度8分だったことはご存じだろうか?
なんと、50年前と比べて平均体温は1度近く低くなっているのだ。
上述の食生活の変化に加え、冷房による体温調調整能力の低下や交通インフラの発達による運動量の低下など。生活習慣の変化から日本人の平均体温は36度1分まで低下し、特に低い人だと35度前半という人も珍しくない。
では、なぜ体温の低下が癌に関係するのだろうか?
実は、ガン細胞は36度9分以上で活動を停止し、逆に35度だとガン細胞が最も活発になると言われている。
つまり、平均体温が36度8分もあった50年前の日本人の体では、ガン細胞が活動しづらい状態だったということだ。
②ストレス耐性がつく
体温はストレスにも関係する。
体温が高いと、血行が良くなりホルモンバランスも整う。そのためストレスによって細胞が傷つけられても修復が早いため、ストレスに強くなる。
ちなみに、鬱になりやすい人は低体温の方が多いようだ。現代人は鬱が増えていると言われているが、低体温化も原因の一つではないだろうか。
精神を安定させるセロトニンという脳内神経伝達物質があるのだが、これが低体温下だとうまく作り出せない。逆いうと、体温が高ければ正常にセロトニンが生成され、鬱になりにくくなるというわけだ。
現代においてストレスを感じず、ストレスを避けて生きていくのは難しいだろう。ストレスと上手く付き合っていく必要がある。
平均体温を上げれば、ストレスを受けても負けないメンタルが手に入るのだ。
③代謝が良くなるため太りにくくなる
体温が1度高いと、代謝量は13%上がるという。代謝が上がれば当然太りにくくなる。
基礎代謝が1,000kcalとした場合、130kcal分だ。37度の人と36度の人が全く同じ生活をしていても、毎日130kcal分の差がつくことになる。ちなみに130kcal消費するには軽いジョギングを20~30分程度行う必要がある。
オフィスワークと残業で中々運動できず、また接待などで食生活も乱れているビジネスマンはどうしても太りやすくなってしまう。
とはいえ、外見も重要なビジネスマンは、体温を上げることで代謝を上げ太りにくい体を手に入れることをおススメする。
平均体温を上げる方法
では、平均体温を上げるにはどうすれば良いのだろうか?
いろいろと方法はあるだろうが、まずは以下2点を試してほしい。
- 筋トレ
- 湯船につかる
はじめに僕の平熱は37度とお伝えしたが、実は上記2点は昔から僕自身が続けていることだからだ。僕としては体温を上げるためではなく単に習慣だっただけだが、結果的にこの2つが僕の体温を高いままに保った要因だと考えられる。
まず1つ目の「筋トレ」。筋肉はいわば”エネルギー生産工場”であり、筋肉が増えればその分体温が上がる(そして基礎代謝も当然上がる)。
特に太ももの筋肉は大きく使用するエネルギーも大きいので、筋トレに時間が割けない人にはスクワットがおススメだ。
そして、2つ目の「湯船につかる」。
僕はどんなに疲れても、どんなに酔っぱらって帰っても、シャワーだけで済まさず、必ず湯船につかるようにしている。その方が疲れが取れて翌朝すっきりするからだが、体温維持にも役立っている。
湯船につかると大体1度くらいは体温があがると言われているが、毎日湯船につかって強制的に体温を上げることで血行が良くなるので、普段の体温を上げる効果が期待できる。
目標は37度。少しずつ平均体温をあげていこう
体温を上げるだけで、ガンになりにくく、メンタルも強くなり、太りにくくなるという、ある種理想の強いカラダを手に入れることができる。
短期間で上げることは難しいと思うが、是非①筋トレと②湯船につかる、を続けて、現代の環境に負けない理想のカラダを手に入れてほしい。