英語の勉強を進めるうえで、だれでもぶち当たるのが英会話だ。TOEICの勉強は、文法やある程度のリスニングの訓練にはなるが、実際に会話するとなるとSpeaking、つまり”自分の意見を英語で話す”という訓練は必ず必要になる。
そこで、英会話の出番。いまではオンライン英会話がかなり普及しているので、これまでよりもかなり割安で気軽に英会話ができるようになっているので、ある程度英語の学習が進んだ方は、オンライン英会話をお勧めしたい。
いろんな会社が同様のサービスを出しているので、いろいろと試してみると良いだろう。僕はとりあえずメジャーなDMM英会話を使っているが、使いやすく非常に満足しているのでオススメする。
ちなみにいくらTOEICの点数が取れても、会話ができるようになるわけではない。TOEICが800点を超えるようになり、少し英語に自信が付いた僕自身もはじめてオンライン英会話を受けたときに、死ぬほど絶望を味わった。リスニングもTOEIC(≒ビジネス寄りの内容)の訓練しかしていないので、日常会話の内容に関して相手が何を言っているのか、30%くらいしか理解できなかった。さらに、スピーキングに至っては、自分の言いたいことが英語でまったく出てこない。およそ会話と呼べるレベルではなく、知っている単語を話すのみのひどい内容だった。
同様の英会話の壁を痛感している方に、オススメしたいのがまずは最低限の会話ができるようにいくつかのフレーズを覚えることだ。使えるフレーズが増えれば増えるほど、会話が楽しくなり、英会話に取り組む良いスパイラルが生まれる。
実際、僕自身いまはこの方法で、ある程度英語でキャッチボールができるようになった。以下に僕がはじめに覚えたフレーズを紹介していく。
分からないまま適当に相槌しないためのフレーズ
英会話で相手がテンポよく話していると、聞き取れないことも多々あるだろう。そんなときに、かっこつけてわかったふりをしては何も意味がない。分からなかった内容は、必ずその場で聞き返す、これがまず第一歩だ。
そんなときに使えるフレーズが以下
もう一度言ってもらえますか?
なんて言いましたか??
どういう意味ですか??
まずは1だけでも自然と出るように暗記すべきだろう。また、それでも聞き取れない場合は恥ずかしがらずに、
もっとゆっくり話してもらえますか?
と伝えよう。これでわからないまま会話が進むことは無いはずだ。そうすれば少しずつ聞き取れる内容が増えていき、
上記フレーズを使用する回数も減ってくるだろう。
自分の意見を英語で表現できないときのフレーズ
前述のフレーズにより、相手が何を言っていることが分からないことはなくなるだろう。(なぜなら、わかるまで何度も聞き返すから)
ただ、ここでもう一つ問題がある。自分の言いたいことが英語で表現できないケースだ。相手が何を言っているのかわかるし、それに対する意見もある。でも、それを英語で表現することができない時だ。そんな時は、素直に以下のように相手に伝えましょう。
英語で何と言えばわかりません。
丁寧な先生だと、こちらの単語つなぎの回答をかみ砕いてくれて、正しい英文の例を教えてくれることもある。また、先生に以下フレーズで、解答例を教えてもらうのも良いだろう。
この質問の答え方を見せてくれますか?
何か質問はありますか?と聞かれたときのフレーズ
レッスン中によく先生から
Do you have any questions? 質問はありますか?
と聞かれる。こういうときは、
大丈夫です
質問はありません。
などと答えればよい。OK(大丈夫)とかNO(ないです)など、単語のみでもわかってはもらえるが、これでは会話と言えるレベルではないので、最低限上記程度のフレーズでこたえられるようにしよう。
レッスン終了時のフレーズ
大抵の先生は、レッスンの終わりに
You did a great job.
よくやりました。
Your English is very good!
英語が上手ですね!
といった誉め言葉をくれる。(100%営業トークだが)
これに対して、Thank youやThanksだけだと味気ない。
そう言ってもらえてうれしいです。ありがとう
あなたの教え方が上手だからです。
あと、こちらからも相手への感謝の気持ちを伝えることにもトライしよう。
楽しかったです。
楽しい時間が過ごせました。あなたのおかげです。
あとは会話を通じて使えるフレーズを増やしていくのみ
今回紹介したのは初歩中の初歩のフレーズだ。当然、これだけで英語で会話ができるようにはならない。ただ、これらフレーズを使えば、最低限の英会話レッスンのキャッチボールが成り立つ。今回のフレーズをベースにしつつ、使えるフレーズの量を増やしてくことで、英語で会話できる幅が増えていくはずだ。