英語で速読できるようになるための3つのヒント

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TOEICなど英語の勉強を進めている中で、リーディングのスピードが中々上がらないという悩みを抱えている人は多いだろう。実際、僕もそうだった。

文法や単語をある程度学んだにも関わらず、スピード自体は少し早くなった程度でそれ以上のスピードアップが感じられない。そんな人のために今回は、英語での速読スキルアップのためのヒントをいくつか紹介したい。

1.速読の天敵”音読”をやめる

日本語を読むときに音読しているだろうか?頭の中で音声として日本語を認識していないはずだ。英語を速読するには、同様に音読(Subvocalization)しないことが重要になる。実際に試してみてもらえればと思うが、音読の場合どんなにスピードを上げても150文字/分程度が限界と分かるだろう。後述するが速読と呼ぶには1分間で大体250文字~300文字程度は読めるようになりたい。

音読する限りいつまでたっても音読できるスピードでしか読めない。音読に慣れてしまっている人は、まず音読しないように注意しながら読む訓練をしよう。

2.多読だけじゃムリ!多読と精読の両方をこなす

世の中には、ひたすら多読を推奨するな意見が多いが、多読だけでは読解スピードは上がらないと考えている。というのも、文章が理解できない状態で読んだ気になっても意味がないからだ。関係代名詞などを使った構造が複雑な文章になるほど、よほど英語に慣れていないと瞬間的に理解するのは難しい。多読と並行して精読にも同じくらい学習時間を割くことで、総合的な英語の速読力向上に繋がる。

①精読:リーティング力の向上(英文法や英単語習得など)
②速読:英語を頭の中で日本語に変換する速度を上げる

①についてはコツコツ英文構造の理解の幅を広げる。単語は何度も繰り返し覚えることで、単語の意味を思い出すスピードを限りなくゼロに近づける。②少し無理したスピードで読むことで、脳がそのスピードに慣れるようにパワーアップしていくはず。上記①と②の両方の訓練によって、英語速読力が向上される。

3.最初から無理に英語を英語のまま理解しようとしない

速読するには英語を英語のまま理解せよ、という意見もあるが、そんなの初めから出来るわけがない。以下の書籍にもあるように、英語→日本語の変換スピードが上がりその時間がどんどんゼロに近づいていき、気づいたら英語のまま理解できるようになる。

はじめから英語のまま理解しようなんて無茶な話だ。英語のまま理解しようと肩ひじ張らずに、まずは前述の①と②の訓練でリーディング力を向上させよう。

速読におススメの教材

最後に多読用のオススメの教材を紹介したい。

①速読英単語シリーズ
まずおススメするのが、速読英単語シリーズ。

1つの文章あたり大体200文字程度で、速読の訓練にピッタリの教材。速読には1分あたり250文字~300文字程度を読むスピードが必要となるので、1つあたり40秒~50秒程度で読めるようになれば十分だろう。

②スマートニュース
スマートニュースで言語を英語に選択することでニュース記事全てが英語で閲覧できるようになるので、電車の中など空き時間にリーディング力アップにうってつけだ。

③英語小説
最後に、ある程度慣れてきたら英語小説も試してみると良いだろう。といっても最初は平易かつ短めの小説からトライしよう。たとえば以下ピーターパンなら誰もが知っているストーリーであり、読みやすいだろう。

難しすぎたり、長すぎたりすると途中で挫折してしまう。読み切ったという達成感も継続して学習するモチベーションに繋がるので注意しよう。

 

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