発音も簡単なんだからsiとʃiの発音をしっかり区別しよう

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英語の発音で良く指摘されるのはrとlの発音。日本人にとって発音するのも聞き分けれるのも難しい音だ。もちろん、rとlの発音をマスターするのは重要だが、直ぐにできるようになるものではない。これは時間をかけて調整していくしかないだろう。それよりももっと簡単で、なのに日本人の多くがしっかりと区別せず扱っている音がsiとʃiだ。

そもそもsiとʃiの発音は難しくない

rとlの発音に関しては、それなりに訓練が必要になる。rもしくはlだけの発音であればそこまで難易度は高くないが、例えば”alright”などrとlが混ざった単語は、慣れるまでかなりの訓練が必要になるだろう。

siとʃiの発音自体は、日本人にとっても難しくないので是非使い分けてほしい。

si(スィ)とʃi(シ)を混同して使っているケースが多いように思う。例えば、seeはスィー、sheはシーと発音するがこれがごちゃまぜになってたり。shipをスィップと発音する人がいたり。

ネイティブの方は文脈から意味を推察して理解してくれると思うが、聞き手にとって非常に分かりづらい発音であることは間違いない。

 どっちの発音かは綴りで判断できる

では単語ごとにsiとʃiの発音をどう判断すればよいのだろうか。本来なら辞書で発音記号を確認すべきだが、面倒くさい場合は以下の見分け方を参考にしてほしい。

見分け方は簡単、sh~もしくはch~綴りでシーもしくはスィーで発音する個所は、ʃi(シー)と発音すれば良い。それ以外の単語はすべてsi(スィ)で発音すれば概ね問題ないだろう。

ʃiの発音を使用する代表的な英単語

ʃi(シー)の発音をするメジャーな単語はそんなに多くない。とりあえず以下の単語の発音に気を付けるようにしよう。

  • she
  • ship
  • sheep
  • sheet
  • shield
  • machine
  • shift
  • shit

siの発音を使用する代表的な英単語

si(スィー)の発音をする単語はかなり多い。以下にいくつか挙げておくが、基本的には上述の通り”sh~もしくはch~綴り”以外の場合はsiで発音するようにしよう。

  • sea
  • see
  • seat
  • sit
  • six
  • singer
  • cinema
  • symbol

名詞形の一つである以下”cy”の形もsiで発音する。

  • accuracy(正確さ)
  • latency(潜在)

siとʃiの発音を使い分けは正しい英語への第一歩

ネイティブはこの2つを完全に聞き分ける。もしあなたがsiとʃiの発音が使い分けられない場合、例えば以下のようなが大恥をかく可能性がある。

Please, sit down.(お座りください)
Please, shit down.(大〇してください)

※Please, sit down.きつい表現に聞こえるため、”お座りください”は通常、Please, have a seat.(おかけになってください)を使用する

他にもseeとshe、seatとsheet、seepとsheepなど発音の違いで意味が違う単語がある。ネイティブは違和感を感じながらも文脈から意味を分かってくれると思うが、siとʃiの発音は簡単なので意識して使うようにしよう。そうすることで少しだけネイティブに近づくことができる。

日本人にとって発音しやすいsiとʃiとの使い分けは正しい英語の第一歩だ。rとl、əやaなどのアの発音違いなど。他に日本語には無い発音で聞き分けも使い分けも難しいものはたくさんある。まずはsiとʃiをマスターし少しずつ発音をネイティブに近づけていこう。

ちなみに、発音が理解できるとリスニング能力も飛躍的に向上します。

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