英語学習関連の本で非常に良かった1冊を紹介したい。
人気英語学習ブログを書籍化したものだ。題名の通り、海外ドラマ（例としてSATCが扱われている）では、
全セリフの約80％は350語の単語で作られる。
とのこと。実際に海外ドラマをチェックし、使用される単語を全て調査した気合が凄すぎる。
映画や海外ドラマを字幕なしで見ることができるか
僕は以下の記事にもあるように一応TOEICは800点は超えているが、映画や海外ドラマを字幕なしで見るのは正直かなりしんどい。というかほとんど聞き取れない。
改めてTOEICは英語を身に付けるための基礎体力アップであって、実際に英語ができるレベルになるには、もう何段階もレベルアップが必要だと痛感していた。
そんな中、ふと見つけたのがこの本だった。単語は350語で出来ているということ、そして字幕なしで映画やドラマを英語で見るための具体的なステップが紹介されていて、かつその内容が非常に腹落ちするというか、明解で取り組みやすい内容になっている。
また、本書籍内で実際に350語が紹介されているのだが、これが拍子抜けするくらい単語ばかり。つまり、このめちゃくちゃ簡単な350語でさえネイティブのスピードになると聞き取れてない、ということだ。
字幕なしで映画が見れないからと言って、難しい単語を覚えようとしてはダメだ。まずはこの350語をネイティブのスピードでも聞き取り、理解できるようにすることが重要だろう。
実際にこの本で紹介されているステップをほぼ毎日実践しているが、日々効果を感じており、徐々に聞き取れるようになっている実感がある。
詳細については是非本著を購入して熟読していただければと思う。たったの1,400円。間違いなく1,400円以上の価値はあるだろう。さらにKindle版なら200円という破格の値段だ。電子書籍に慣れている方はKindle版でも十分。
スピーキングのトレーニング法も素晴らしい内容
本著の素晴らしいところは、スピーキングのトレーニング法に関しても非常にわかりやすく、かつ効果的な内容がまとめられている。
著者も愛用していたという”瞬間英作文”。まずは、これを繰り返し瞬間的に英語を生み出す訓練が何より重要だ。
※Kindle版もあるがCDが付いていないと意味がないので書籍版を購入しよう
さらにこの書籍の素晴らしいところは、瞬間英作文の次のステップについても具体的に触れているところだ。僕自身も”瞬間英作文”はある程度やり込んだ段階だったので、その次のトレーニング法を知れたのは非常に有益だった。
また、本著では
スピーキングは短期レベルアップ可能、リスニングは長期戦。
ということで、まずはスピーキングを向上することを勧めている。
スピーキングは短期的に向上させやすく、かつスピーキングがある程度向上すれば間接的にリスニング力アップにも繋がるは、僕自身の実体験としても非常に納得できる。
英会話力をあげる最適なトレーニング法がこの本にある
英語学習に関して、これまで様々な本を試してきたが、本著ほど具体的かつ効果的なトレーニング方法について説明された本はなかった。
もちろん、この本にある内容だけでネイティブ並みに話せるようになるかというと難しいだろう。ただ、僕たちはネイティブではないし、”まずは350語を基本とした簡単な会話をできるようにすること”、が以降の英語力向上に対して重要だ。
まずは、本著にもある通り
高いリスニング力＋そこそこのスピーキング力
を目指して、この本にあるトレーニングを繰り返し実践してみると良いだろう。
